ぼくのほそ道

サイエンスとかアートとか自然とか仏像とか生物とか・・・。僕の知り合いの人は読むの非推奨!

人間関係とドキドキ感

「この人、気が合いそうだな」って直感で分かる人と知り合って、お話しして、だんだん仲良くなっていくときの高揚感。初対面ではお互いの話は、基本的にすべて初耳。だから会話は、フルパワーで鉄板ネタの応酬となる。とうぜんおもしろい。ドキドキするのだ…

右傾化と、それに気づかぬ民衆

最近テレビをつけると、「今日の中国おもしろ情報」みたいなのをやってることが多い気がする。中国人がやってるバカな行動をおもしろおかしく笑いましょう、みたいなコーナーである。これ、第二次世界大戦に負ける前の日本人のメンタリティとおなじである。…

悪魔とたたかう方法

「悪魔とたたかう方法、それは―自分自身が悪魔になることだ」 ゆうべのテレビで永井豪が言っていた。マンガのなかで。 僕に当てはめると、 「有名人とたたかう方法、それは―自分自身が有名人になることだ」 となる。有名人って調子に乗って適当なことを言う…

僕は文章を書く。自分に与えられたクリエイティブな才能は、書くことだけだって思ってるから。表現の才能は人それぞれ。歌える人・楽器できる人・絵を描ける人・見た目のうつくしい人、それぞれの方法で一流になり、自分のメッセージを伝えられる力を持って…

「これはアートです」

ろくでなし子事件と関連があるようなないような、芸術と性の問題について。 とある人が股間の写真を公開し、それを批判されると、「これはアートです」と答えたそうな。 http://www.j-cast.com/2014/12/15223299.html?p=all アートは高尚だから世間の理解と…

ゲージツの偏屈にもの申す

よく、ゲージツにしか興味ないからテレビは見ないの、なんて言う人がいる。しかしテレビって、よく考えたら総合芸術なんじゃないだろうか。すべてが映像作品である。ビジュアルアートとしての側面もあるし、音楽番組やドラマはパフォーミングアートである。 …

ろくでなし子問題についての備忘録

現在ろくでなし子はふたつの行動をしている。 1. 女性器はわいせつでないと主張する 2. 表現の自由の規制に反対する ろくでなし子自身は1と2の区別があまりついてないみたいだけど、これらは本来別のものであり、区別して主張したほうが理解されやすい。元々…

哲学を進化生物学で塗り替える。ただいま執筆中!

芸術チックなものづくりって、 芸術(fine art) デザイン 工芸 のみっつに分かれると思う。このへんの定義をしっかりして、何がやりたい・どこを目指したいというのを見定めているかどうかが大事だと思う。いいたいことはとりあえずこれだけ。

「時代に逆行する」

こんな記事があった。 <a href="http://www.huffingtonpost.jp/kosuke-takahashi/sono-ayako_b_6690296.html?ncid=tweetlnkjphpmg00000001" data-mce-href="http://www.huffingtonpost.jp/kosuke-takahashi/sono-ayako_b_6690296.html?ncid=tweetlnkjphpm…

ミッフィーが気になる

ミッフィーが気になる。おっさんなのにたいへん恥ずかしいことだが。キャラとしての完成度はたいへんなものだと思う。形も色も、このうえなくすばらしいものだと思う。たまに東京駅に行くと、キャラクターショップを素通りできないという悲しいサガも持って…

アユタヤから鉄道で北へ向かう。もうひとつの世界文化遺産であるスコタイの遺跡を訪れるためだ。しかしその旅にはいろんな落とし穴があり、その体験は、「わけのわからない人生がいい」という私がぼんやりと目指すところへゆらゆらと運ばれていくことになっ…

地方の美術館に行くと、「地元の生んだ芸術家」みたいなコーナーがあり、しょーもない作品がならべられてたりしがちである。こういうのを遠足で見せられる子供たちにはアートはだるーいという印象を残す作用しかないだろうし、遠方から訪れる僕のような者に…

友達のために死ぬような行動は美談だ。なぜそれはうつくしい?人間はなぜそれをうつくしいと思うのか?自分の遺伝子を残すためには、素直に考えると、友達を犠牲にして生き残ったり、血縁者のために死ぬような行動ならば合理的に思える。なのになぜ、利己的…

哲学者にけんかを売ってみる。

帰納と演繹を使う哲学ではあるが、統計学を知らぬ哲学者が帰納とか言ってるのを聞くと噴飯ものだ。統計的有意性、ということばを教えてやりたい。まちがった法則から演繹するのも爆笑だ。これを自然科学では、「garbage in, garbage out」という。哲学コース…

いまの大学のよいところは、底抜けの自由。ある意味、ちょっと無理してでも奇抜なことをするのが正しいような、そういう雰囲気。ただし単に奇をてらうのではなく、究極の目的として普遍的な知の探求や社会への還元といった深みがあるものが認められるような。…

血液型の影響を実証してみたい!

以下のような論文が出たらしい。 血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―― https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13016/_article/-char/ja/ この論文は特に真新しくなくて、血液型と性格に統計的…

中国史の話。たいへんベタであるが、諸葛孔明がどれだけえらいかを知るエピソードである。ちなみに「えらい」というのは、頭がいいというより、モラルが高いという意味で話してみたい。 中国の王朝の交代でよくあるパターンが、簒奪(さんだつ)である。皇帝…

「宗教 vs. 科学」、または「宗教 vs. 宗教学」

僕は宗教学に興味を持っている。ということはとうぜん、その研究対象である宗教に興味を持っている。しかし、僕は学問としての宗教学のやり方を信じているが、宗教そのもののやり方は受け入れていない。つまり信じていないのである。 「科学を信じてる」が「…

カントリーマアムの「極み抹茶」を買った。なかには密封された小袋が詰まっているはずなのに、大袋をあけただけでけっこう強烈な抹茶の香り。小袋をしみだしてくるくらいの抑えられない香りのパワーを持ってるのだろう。お茶でもコーヒーでもこういうお菓子…

asymmetry in communication

たまに、「あなたは人と話をするのが好きじゃないの?」みたいなことを言われる。自分としてはそんなことはなくって、人と話をしたら新しい情報とかアイデアとかアドバイスとかをもらえてすごく役に立つので、好きなのです。ただし、コミュニケーションする…

「IQ25」の被告、見つからぬ社会の“居場所”…刑罰か福祉か(産経新聞)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140415-00000553-san-soci ---以下引用---法務省矯正統計によると、24年の新規受刑者2万4780人のうち、知的障害の疑いがあるとさ…

学界の性善説および学者の手のひら返しについて

投稿論文の審査には性善説が不可欠である。もし性悪説で審査をするならば、捏造してないか、再現性があるかをいちいち調べなければならんが、それでは投稿料が跳ね上がるしタイムリーに出版できないから。査読者がボランティアで再現実験せにゃならんなんて…

人生は麻雀みたいなもの。拝読してるブログの言葉である( http://tominagatsuko.com/ )。どうしようもない配牌の人もあれば、なんら思考とか判断とかもしなくても天和みたいに上がってる人もいる。人生もそういうものです。同意。 根拠なく「だれでもスタ…

岡倉天心はむかしからきらいでした。 平櫛田中に「売れないものをつくれ」とアドバイスしたというエピソードを聞いて、さらにきらいになりました。 僕は科学でも芸術でも、社会と向き合ってなくちゃいけないとおもう派の人なのです。

いまだに外見は若者のふりをしているが、着実におっさんになっておる。ということは、人生の残り時間が見え始める時期に来ているということだ。にっちもさっちもいかなくなってから残り時間がわずかなことに気づいてあせるというのはイヤだから、有効な残り…

生物進化は信じられないとか、ダーウィンは根本的に間違ってるとか言う人がいるけど、そういう人はほぼすべて、「生物進化」って言葉の定義を言うことができない。専門家が説明する生物進化を、彼らはあたまのなかで別のものと思い込んで文句をつけているわ…

カメラって、シャッター押したら写っちゃう。だから逆に、写真による表現ってすごく難しい気がする。自己満足に過ぎない写真をSNSで連続で見せられると、悲しい気分になる。写真が好きな人は僕のまわりにいろいろいて、気合いの入り方もさまざまで、写真家を…

「学校では教えてくれない○○」 とか、 「教科書では学べない○○」 とかをうれしげに作る出版社やテレビ局。うれしげに見る一般人。 断片的なエピソードをいくつか拾っただけでかしこくなったような、その分野のことが分かったような気にさせる作り方、そうい…

サイエンティストになる秘訣:数か条

1. 英語ができないから芽が出ないというのは言い訳。純粋にあちらの人より知恵と知識が劣ってることを認めよ。 2. 先生や先輩の言葉は神の教えと心得よ。すべてをメモし朝晩詠唱せよ。しかし彼らの短所とうらみも覚えておき、いつか追い抜いた後に、「ああい…