ぼくのほそ道

サイエンスとかアートとか自然とか仏像とか生物とか・・・。僕の知り合いの人は読むの非推奨!

2017-01-01から1年間の記事一覧

大都会ではビルの谷間に苔とか雑草を探してしまう。大自然の中では人の痕跡を探してしまう。

薙刀(なぎなた)という武具がある。時代劇にたまに登場するが、使っているのは決まって女性と坊さん。日本刀や槍は男の戦闘員の武具である。 私の勝手な想像では、薙刀は攻撃というより自衛のためのたたかいに用いるという雰囲気があったのではないだろうか…

「世界一のクリスマスツリーを中止」プロジェクトに物申してみる

私はいちおう自然保護の専門家といえる立場で仕事をしています。自然保護活動を行う市民によくいるタイプとして、「感情に訴えるだけの人」「自然保護と動物愛護の区別がついていない人」などがあります。 これの新種が出たので記録しておきます。「動物愛護…

↑ この言葉に激しく同意。僕の言いたいことを簡潔にまとめてくれてる。この人にはじめて才能を感じた。 中途半端なステータスと知名度を持っているという点で、程度の差はあるがこの人と僕は似ている。そういう僕らがよく経験するのは、無名の人(ネット上の…

なぜひふみんは、引退が決まった夜の会見を拒否したか

いつでも礼儀正しく愛想のよいひふみん。しかし、引退が決まった夜、彼には笑顔も愛想もなかった。マスコミを無視し、投了前に呼んでおいたタクシーに乗ってその場を後にした。この行動の理由についていろいろ語られているが、ここでは僕の見解を書いておき…

石田三成の 「三献の茶」

一杯目はぬるく、二杯目は少し熱く、三杯目はとても熱くしてお茶を出した。これは喉が渇いていた秀吉への心配りである。 石田三成についてこういう故事が語られるが、そもそも緑茶とは、一杯目はぬるいお湯で甘みを楽しみ、二杯目は少し熱いお湯で深い味を楽…

出版業界の闇

最近、身近なところで出版業界のダメさを感じることが多い。 【ケース1】とある本(この本をAとしよう)を読んでたら、うちの仕事場が「旅行ガイド」的なページに載っていた。掲載の相談も連絡も受けたことがないのに。 もっとも、本を書く際に、基本的には…

今後のブログネタ備忘録 ・日本人を3分割すると、オタク系ヤンキー系意識高い系になる。それぞれ他者に冷ややかな目線あるいは批判的な姿勢を取る。社会を変えるには、自分が属さないタイプへも訴えかけるだけの説得力が必要。 ・石油が枯渇するというのは…

ぼくのほそ道って歌があるのね・・・。このブログのほうが早いんだからね。でもマイナーだからパクられたなんて言うほどのことでもない・・・。

職業別給料ランク発表 1位は「パイロット」に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00010005-abema-soci 職業別平均月収(厚労省調べ)・1位 パイロット 149万3300円・2位 医師 85万8900円・3位 歯科医師 67万6400円・4位 大学教授 65万5600円・5位 …

political correctness vs. science

自然分娩で生まれなかった子が、「自分は愛されていないのではないか」なんて考えることになったら、この先生の発言は、politically incorrectである。他方、scienceは、人を傷つけたり悲しませたりする事実を告げることが多々ある。この先生の説が正しいか…

自分は批判されないような安全なところから誰かを批評する:反証不可能 自分はこのくらいすごい:反証可能

・「全体の語感が似ている」という申し立て。確かにブランドイメージとして大事なものです。 ・一方で、「三浦」は似ていても日本語だから別物、という裁判所の判断も気が利いている。 ・海外ブランド名に似た日本語を用いてパロディをする、というのがこれ…

コンピュータ将棋と羽生さんの誤算

羽生さんはこんなことを言っていた。 ではなぜ羽生は強くなる一方のコンピュータに対して何も恐れないのか。 それはあるインタヴューでの答えの中にある。将棋がコンピュータによって完全解明されてしまったら、どうするんですか。 という質問に、羽生はケラ…