ぼくのほそ道

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仏像撮影の聖地!東京国立博物館

仏像好きで写真好き、という深刻にマニアックな趣味を持つ僕にとって、非常に美しく文化財的な価値も高い仏像を写真に撮りまくってOKという東京国立博物館の常設展は聖地なのです。

 

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おだやかな風貌の千手観音さん。会場のライティングは、暗めながらもディテールをしっかりと照らし出していて感動的です。そして気分は土門拳。いろんな角度から表情のゆたかさと造形美のベストポジションを探して撮影するのです。

 

ちなみに注意点もあります。寄託者の意向で写真撮影が禁止されている仏像もおなじ部屋に並べられているので、しっかりと表示を確認してから撮影しましょう。「撮影禁止だけどこっそり撮ったぜイエーイ!」みたいな人をTwitterなどでたまに見かけますが、それはルール違反です。

 

もうひとつの注意として、ほかの観覧者さんへの配慮も大事です。基本的に東京国立博物館の常設展はすいていて、写真を撮ってもそんなに迷惑にはならないのですが、この仏像部屋は常設展会場の入り口に位置することもあり、それなりに人がいます。

 

あと、「博物館は写真撮影禁止なんじゃないの?」という先入観を持つ観覧者さんたちが、僕が撮影してるのを見て「あれ?OKなの?じゃあワタシもぜひ撮影!」みたいなノリで携帯を取り出してパシャパシャやり始めることが多々あります。そんなときは流れが過ぎ去るのを待ちましょう。

 

ちなみに東京国立博物館には法隆寺宝物館というのがあり、貴重な飛鳥時代の観音さんが広くて暗い部屋に整列しているサマは圧巻です。そしてここも撮影可能。ここはライティングが非常に暗く仏像はガラスケースに収められているというきびしい環境なのですが、「撮らせてくれてありがとう」という謙虚な気持ちで撮影すれば、とてもよい写真になります。この話は次回。