ぼくのほそ道

サイエンスとかアートとか自然とか仏像とか生物とか・・・。僕の知り合いの人は読むの非推奨!

ソニーのダメっぷり:個人的備忘録

ソニーの製品を使ってると、ソニーは会社としてうまくいってないのが分かるような気がする。
その例として、僕の使っている2つの製品を取り上げてみる。

・Vaio type P
ジーパンのうしろポケットに入るほどの衝撃的な小ささを持ったパソコンである。
小さくて軽いのが何よりの美点であるため、全体的に充実した性能は求められないジャンルであるにもかかわらず、
全体的に無理をしてしまったことで製品の魅力を著しく損なう結果になっている。
まず、OSをXPじゃなくVISTAにしたこと。しかもフルサービスのVISTAのガジェットなど全開の初期設定のため、
電源投入後立ち上がるまでに5分くらいかかってしまう。立ち上がってからも動作がとろくて話にならない。
このPCのCPUはATOMだから、性能的には単なるネットブックなのに、おとなしくXPにせずVISTAにしてしまう。
こういうあほなことをしてしまうメーカーは、世界で見てもソニーだけである。
一点で突き抜けたせっかくの製品をだめにしてしまったのは、VISTAを要求したソニーのマネジメントだろう。

Walkman Aシリーズ
デジタル音楽プレーヤのハイエンド。付属のイヤホンとノイズキャンセリングの出来が素晴らしく、
音質でいえばiPodを遠く引き離すくらい突き抜けた製品である。しかしPCの転送ソフトの出来が最悪で、
その安定性はiTunesの足元にも及ばない。しかもメジャーアップデートをけっこうな頻度で不用意に繰り返し、
そのたびに不具合が生じる。おかげで最近、ファームウェアをこわしてしまった。
まあ2年以上も使ってきたものなので、保証期間もすぎているこういうのをちゃんとサポートする気はないのだろう。
しかしそうなると、ソフト面で妥協の無いiPodの素晴らしさが際立ってくるのである。

上の両者に共通するのは、ハードは良いけどソフトがだめ、という点だと思われる。
現場が良い製品を作っても、マネジメントがソフト的に台無しにしちゃってるのかもしれない。