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↑ この言葉に激しく同意。僕の言いたいことを簡潔にまとめてくれてる。この人にはじめて才能を感じた。
中途半端なステータスと知名度を持っているという点で、程度の差はあるがこの人と僕は似ている。そういう僕らがよく経験するのは、無名の人(ネット上の人のこともあるし、講演会に来る人のこともある)からの攻撃である。
やたら上から目線で、「お前の言っていることは間違っている、その根拠は、おれは○○大学の××先生という偉い人と知り合いだからだ」というようなことを言われる。そういう攻撃をする人は、自分自身は無名・無学なただの人なのに、○○大学の××先生と自分を同一化することで、他人を上から批判する権利を持つと勘違いしているのだ。
そういう論法がまかり通るなら、僕はE. O. Wilsonとおなじ組織に所属して口を利いたこともあるんだぞ、アルゴアの話をじかに至近距離で聞いたこともあるんだぞ、なんて理由で、我が分野の日本の学者たち全員を見下すことも可能になってしまうのだ。