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「学校では教えてくれない○○」
とか、
「教科書では学べない○○」
とかをうれしげに作る出版社やテレビ局。うれしげに見る一般人。
断片的なエピソードをいくつか拾っただけでかしこくなったような、その分野のことが分かったような気にさせる作り方、そういうものを好む消費者の自分自身への甘さ。それならそれでいいとも思うけど、あえて「学校」とか「教科書」とかの言葉を使うことで、学歴コンプレックスに訴えてることに気づくべきだと思う。
学校や教科書の教えをすべて理解したうえで、たとえば歴史上の人物の隠れた趣味みたいなエピソードを知るのは知的好奇心を満足させるし、次世代の教科書に載せるべき新発見や新しい理論を確立できるんだと思う。
Don't criticize what you cannot understandとボブディランも語るように、新しい何かを作るには、まず従来の知識の基礎を理解しなくちゃならないと思う。